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Data & AI ソリューション提案デッキ 2026.07.23 26 slides

Fact-basedなマーケティングワークフロー

デジタルネイティブなリテールメディア/購買データ企業が、メーカー向けに「自社データ×プライバシー安全な市場データ」を融合したブランドヘルス&購買予測プロダクトを Google Cloud 上に構築する提案。CEO/CTO 向けの横断ソリューション(Data & Analytics + AI/ML + GenAI)。

Brand Intelligence Platform

「市場の中のブランド評価」を可視化し、改善サイクルを回す

Google Cloud ソリューション提案

本日のゴールとアジェンダ

ゴール: (よりブランドを広めたい日用消費財領域メーカーに)
「市場の中のブランド価値」を可視化する
基盤を Google Cloud で構築する

  1. 背景/issue
  2. ビジネス価値
  3. ソリューション・アーキテクチャ
  4. 実装計画と次アクション

1. 背景/issue

課題: メーカーは「市場での価値」を知りたい

  • メーカーは 自社の売上データは潤沢 に持つ
  • しかし 市場相対のビュー が無い
    • カテゴリ内シェア / 競合との差
    • どの購買文脈(CEP)を取れているか
    • マーケティングの成功/失敗の評価

→ 結果マーケ投資が勘と経験に依存し、「どこで伸ばせるか」を数字で言えない

なぜ解けていないか

  • データ獲得: メーカー単独ではデータの収集が難しい
    • 市場データ(実店舗ID-POS)は小売・データベンダーが保有
    • 特にIDが紐づく形で定性データは集まらない
  • データ理解: データの解釈が難しい
    • 多面的・構造的にデータを活用しきれていない

エビデンス・マーケティング by バイロンシャープ

  • ブランド成長は「Physical Availability(買いやすさ)」と「Mental Availability(想起のされやすさ)」が重要
  • 成長は「浸透(買う人を増やす)」で決まる
    • ダブルジョパディの法則
  • CEP(Category Entry Points) による購買想起の評価
    • 真の競合の発見・理解

参考: ダブルジョパディの法則

大きいブランドほど「買う人が多く」かつ「離反も少ない」— 小さいブランドは二重に不利

目指したい状態: ブランドヘルスレポート

目指したい状態: CEPによる真の競合比較

ブランド比較・真の競合発見のためのHowとしてのCEP

2. ビジネス価値

  • 自社データと市場データを統合し、AI readyな基盤を構築
    • 社内の誰でも正しく市場を理解し、商談精度向上
  • バイヤーと同等レベルに市場を理解し有利な交渉へ
    • 小売と対等な立場=パートナーとして売上を作る構造
  • 浸透率/認知率/購買率 などの指標に変え、マーケの勘を科学する
    • 目標を数値で追う構造構築
    • fact-basedで正しい認知により本質的な改善PDCAへ

3. ソリューション/アーキテクチャ

  • Data & Analytics - Cloud Composer/BigQuery
    • 市場可視化
  • ML — 購買予測 - Vertex AI/BigQuery ML
    • CEP分類 / 購買予測 / 広告接触
  • GenAI — Gemini
    • ブランドヘルス・レポート生成&自然言語QA

アーキテクチャ1: 処理の流れ(論理ビュー)

アーキテクチャ2: システム構成(物理ビュー)

proof of value: PoCで実証すること

  1. カテゴリの市場データを 自社内で統合
  2. CEPを定義し、CEPごとの売上上位10+自社の順位を評価
  3. 単独ブランドの 強み/弱みCEP を可視化 → 次に打つCEP を提示
  4. 浸透率/認知率などのKPIに定量化、改善サイクルを設計
  5. GenAI が 要約レポート を自動生成(+補助予測)

CEO 向け: 成長と差別化

観点 価値
成長 浸透ドライバーが数字で見え、投資を「効く所」へ再配分
速度 市場比較が 数週間 → 数日 → 常時、学習ループが回る
差別化 市場相対+予測は競合が持たない 情報の堀、将来はインサイト提供で新収益
AI 取締役会の「売上どうなってる?状況は?」に Gemini でレポート/対話 を即答

CTO 向け: 運用・リスク・拡張

観点 価値
build vs buy 枝葉の開発は止め、エンジニアを自社の差別化に集中(機会費用を回収)
運用 / TCO サーバーレス/BQ で 運用チーム不要・アイドルゼロ、数十億行にスケール
ガバナンス clean room でプライバシーを構造担保 = 法務・提供元を通せる
AI 投資 自前LLM不要、BQML=>Vertex で 段階投資

開発チームをどこにbetするか?会社資産になりうる基盤は?

→ まずは基盤の設計から小さく始める

4. 実装計画と次アクション

対象=1ブランド / CEP約10 / 競合=各CEPで売上上位約10

最小構成・ロールバック可能・低コスト。次に打つCEPを実データで選べる状態に

松竹梅: スコープと優先順位

不確実性の高い順に潰し、効くか → 回るか → 広げるの順にスコープを広げる

梅(実証) 竹(製品化) 松(全社×活用)
狙い 価値実証 → go/no-go 部門で回る(KPIに載る) 全社の堀・新収益(ROI)
範囲・利用者 1ブランド×CEP診断/有志 主要カテゴリ×複数ブランド/マーケ部門 全カテゴリ/全社+経営
機能 CEP×競合→強み弱み→次アクション +予測本番・自動更新・Looker配信 +会話型AI(MCP)・広告配信/計測(ADH)
運用・コスト・期間 手動・オンデマンド極小・〜8週 Composer自動化・キャッシュ・〜3–6ヶ月 Editions予約・統制強化・6–9ヶ月+

コスト試算

  • BigQuery は スキャン量課金
    • オンデマンド $7.5/TiB(東京)・月初1TiB無料・時間課金なし
  • 梅(PoC)規模=極小: 小mart+キャッシュでサービングはほぼ$0
  • 全社利用の参照値(10TB/高頻度/全社): mart+キャッシュで 月 ≈ $1,000〜1,800
    • 周辺(Dataflow/Composer/Vertex/Gemini/Looker)込みで上振れ
  • 守りの設計: パーティション/クラスタリング

次アクション(お願い)

  1. PoC(〜8週)の Go を ◯月◯日までに
  2. 合否は 3指標 で合意
    • CEP約10 × 各CEP競合上位10 を市場感と整合的に再現
    • 自社の 強み/弱みを1画面で説明できる
    • 次に打つ方針をマーケが意思決定できる
  3. 来週、半日の技術ディスカバリ・ワークショップ
    • 参加: データ / マーケ / セキュリティ + 当方CE

まとめ

課題は「データが無い」ことではなく
「市場の中の自分を測る物差しが無い」 こと。

自社データ × 市場データを 安全に統合 し、
浸透・CEP・購買予測 を御社の資産にする。

まず1カテゴリで可視化するところから小さく始めませんか?

Appendix / 想定Q&A

  • パネルデータを買えば済むのでは?
  • 予測は本当に当たる?
  • なぜ Google Cloud? / ロックインは?

Q&A: パネルデータを買えば済むのでは?

  • 市場に存在する多くのパネルデータは小規模人数の購買データを拡大推計したものです
    • 特に新商品や成長中のSKU/ブランド単位のデータは見たいものが見られない可能性が高いです
    • 一次情報を正確に把握するためにも、基盤となるデータは自前整備を推奨します

Q&A: 予測は本当に当たる?

  • 「必ず当たる」ことは保証できません。だから小さく試しましょう
    • 必ず簡単な予測で手応えを確認 → 必要なら高度化
  • 予測はあくまで補助: 主役は「市場内自ブランド評価」の見える化

Q&A: なぜ Google Cloud か

  • データ→ML→GenAI が1枚のサーバーレス基盤
  • BigQuery ML=SQLだけで簡易予測が即日
    • PoC立ち上がりが最速
  • リテールメディア直結の武器
    • Analytics Hub / ADH(広告のクリーンルーム計測)
  • 活用の補助機能が揃う — Looker / BigQuery MCP

重心が データ×AI×広告計測 だからGoogle Cloudが素直

Q&A: なぜ BigQuery?(Snowflake?)

判断軸はコスト管理と他のコンポーネント連携が中心

  • Snowflakeは時間課金、BigQuery(オンデマンド)はスキャン量課金
    • 使いたい人が使いたいときに使う環境ではBigQueryがコスト有利
  • 他機能との連携
    • 広告接触可否の分析などの場合、ネイティブ統合されたGoogle Cloudに閉じて実装ができるのは大きな利点
  • 本件は データ集計/ML/広告を一気通貫がbetter → BQが素直

Appendix: CEP データ処理ワークフロー

「小さく始める」MVPの処理系(Composer DAG 相当)

取込    : 市場ID-POS / 自社EC / アンケート / レビュー / 商品マスタ → raw
整形    : 名寄せ・正規化(JAN統一・ブランド・buyer id)→ core
CEP定義 : レビュー→Gemini抽出→約10CEP →(アンケートでサイズ&想起=Mental)
CEP→SKU : 各SKUをCEPに分類(Gemini+商品属性)= bridge sku_cep
集計    : purchase × sku_cep → CEP×ブランド売上 → 各CEP上位10+自社順位
出力    : 強み/弱み → 次アクション(大×弱CEP)→ Gemini要約 + 予測(補助)

CEPは2系統で測る: Physical=購買×(CEP→SKU) / Mental=アンケート(CEP→ブランド想起)

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